ここ数年でぐっと増えたランニング人口。始めやすいだけに、ケガをしないためにも注意したい点を、ヨガを用いてラン後の身体のメンテナンスを行っているぶっきーこと、寿先生からのアドバイスをお届け。 

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マラソンレースに出る前に気を付けたいこと

ここ数年でぐっと増えたランニング人口。ダイエットやメタボ対策、おいしいビールを飲むためなどなど、ランニングを始めた理由はさまざまだと思いますが、シューズさえあればすぐ始められるのがメリットですね。それに伴い日本各地で増えてきたのが「マラソンレース」。走りながらもご当地の特色を味わうことが出来るのは、マラソンレースに出る楽しみのひとつですが、注意したい点があります。

ぶっつけ本番も練習し過ぎもNG

大きくは2つ。まずは『ほぼぶっつけ本番でレースに臨むこと』。

「何とかなるでしょう」という気持ちからあまり練習をせずにスタートラインに立ってしまうと、中盤以降は身体の痛みに苦しみながら走ることになりかねません。さらにゴール後は身体が動かない……という事態になることも。これでは観光どころではありませんね。

そしてふたつめに注意したいことは『練習し過ぎてしまうこと』。

「走った距離は裏切らない」とシドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんもいうように、確かに走り込みの練習は必須ですが、同じくらい重要なのは『走ったあとのケア』です。ストレッチやアイシングなどで使った筋肉を上手に休めることが次の練習の効果を高め、レース本番へのよい自信になります。

ランニングにもヨガ

そこでおすすめしたいのが「ヨガ」。ヨガのポーズは呼吸を意識しながら骨盤周りや膝といった大事な関節を守る筋肉を整え育てるので、ランニングで大事な心肺の強化や走るための筋肉UPに役立ちます。更にリラックス効果も高いので、レース前に不安になったりレース中に焦って飛ばしたり、といったメンタルの乱れも防ぐことができます。アスリートの皆さんが心身を整えるためにヨガを用いているのにも納得できますね。

故障や悪天候で思うように練習ができない時にも役立つヨガは、マット一枚の用意があれば簡単に始められます。まずは両手を挙げてグーンと伸びをするところからでもOK。アスリート気分で始めてみませんか?

(ヨガ講師 寿 絵美子)


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寿絵美子
高校時代に体調を崩し思うように運動ができずマネージャーとして部活動に参加、そこから「体を見立てる」ことに興味を持つ。体調が改善した大学時代は夢中で体を動かす。卒業後は某アパレルメーカーに就職、営業~経理と時間に追われ仕事をしていた頃、スポーツクラブでYogaと出会う。 自他共に認める身体の硬さ。「ケガなくパフォーマンスを上げるには?」という思いからYogaを通じて柔軟性と向き合うことを決意。自分と向き合いYogaを突き詰める中で、もっと身近な仲間や自身の可能性を引き出したいと願う方々にYogaを伝えたいという想いが強くなり、ヨガインストラクターの道へ。そして自分らしくYogaを伝えられる場所を、と一念発起して本格的に独立し、スタジオを開設。 レッスンのモットーは『心に笑顔を、身体に効果を』。 周囲からいただく笑顔とひたむきな姿勢が心の栄養であり、人生のスパイスになっている。 またRunもYogaとほぼ同時期にスタート。当初は身体を絞るために始めたが、現在は「動く瞑想」としての存在に。仲間の誘いがきっかけでレースに出始め、今では駅伝~フルマラソンにシーズンで10本ほど出場。 過度な練習やケア不足でケガに悩む仲間を見て「安全に満足のいく走りを」と、Run後のストレッチや日常のケアについてのアドバイスを開始。所属のランニングクラブをメインにYogaでのサポートも行っている。