オーストラリアのバイロンベイ在住の岩崎さんから定期的に届く、お便り変わりのエッセイ。アユールヴェータを日常に取り入れて、心穏やかでていねいな日常を送る中で得た、自然からの素敵な贈り物のような気づき。それはわたしたちが心豊かな人生を送るためにも共有できるものばかりです。

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結局、健康は自然に合わせた生活が一番なのです

お久しぶりです。オーストラリアのバイロンベイという街に住んでから早一年。海と山に囲まれていると、おかげさまで自然に合わせた生活が一番の健康への近道だということに気が付かされます。以前にお話しした、ドーシャというのは空と風の元素をもつヴァータ、火と水の元素をもつピッタ、そして水と土の元素をもつカファの3つからなる生命エネルギーのことをいいます。これらのドーシャは人の内側に存在しているので、年齢に応じて、また外側からの変化(季節の変化、そして1日の時間帯)によっても影響され、常に変化しています。そして、健康なときはこの3つのバランスがとれていますが、どれかひとつのドーシャが過剰になったり、または減少し過ぎると病気の原因になると言われています。

陽が出たときに起き、陽が沈むとともに眠る生活

こちらでの生活は、陽が出るときに起きて、陽が沈むとともに寝る生活。ドーシャクロック(アーユルヴェーダでは、宇宙にある物質は「空・風・火・水・土」の五大元素によって構成されていると考えられています。どの要素がどの時間帯に強いというのが自然のルールで定まっています)に合わせて、日中のピッタタイムには活動的なこと、仕事や勉強などをハードに行い、カファタイムにはラサヤナ(セルフマッサージやトニックを与えることなど)、ヴァータタイムにはなるべく動き過ぎないことを心がけています。

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自分の人生。何を大切にして、何を手放すのか。

そんな生活が送れるのは日本では難しいのかもしれないと、一時帰国した時に思いましたが、それも利己的な欲を捨て去ることで叶うのかもしれないなぁ、なんて考えるのにいいきっかけになりました。どこにいてもインナーピースを感じられる自分であるために。自分の人生の中で大切にしたいものは何か、手放しても良いものは何か。アーユルヴェーダと自然に近付くことは、そんな気付きのヒントを私たちに与えてくれます。

(ニーマルヨガ認定講師/岩崎香奈)