オーストラリアのバイロンベイ在住の岩崎さんから定期的に届く、お便り変わりのエッセイ。アユールヴェータを日常に取り入れて、心穏やかでていねいな日常を送る中で得た、自然からの素敵な贈り物のような気づき。それはわたしたちが心豊かな人生を送るためにも共有できるものばかりです。

 

不調になったとき、お医者さんに行く発想はありません

アーユルヴェーダを学んでいて面白いのは、不調をなおす=お医者さんに行って薬をもらうのではないこと。自分の身体を自分で治す。その方法をアーユルヴェーダの叡智は教えてくれます。

食事と生活習慣を見直し、各々のライフスタイルをていねいに観察

アーユルヴェーダのコンサルテーションでは、3つの軸を通してその人がよりよく生きるための提案をします。1つ目は”AHARA”と言われる食事の内容。2つ目は”VIHARA”と言われるライフスタイルや生活習慣。そして3つ目が”AUSHADI”と言われる前述した2つを改善した上でさらに足した方が良いセラピーや薬(自然の植物、スパイスやハーブなどナチュラルなもの)です。

個人個人、置かれている状況や抱えている悩みは様々なので、みんなに良い○○!なんて魔法のようなものはアーユルヴェーダには存在しません。1人1人から、仕事、家族、人間関係、普段の食生活、はたまた排便の頻度まで(!)ヒアリングすることで、その人に合った食生活やライフスタイルを提案していきます。

自分には何が必要なのかをきちんと見定めて選ぶとること

私は自分に合う生活を通して、幼い頃から悩んでいたアトピーが治ったり、くよくよしてばかりしていた心の癖を少しずつ良い方向に変えていくことができました。「アトピーにはこの薬とこの薬」そんな長年の薬に頼った生活から抜け出したことで、どこに行ってもブレない自分を少しずつ感じています。この記事を通して、生活の中で役立つアーユルヴェーダの知恵を、少しずつシェアできたら嬉しいな、と思っています。

写真はいつかのファーマーズマーケットの様子。お休みの日に自分や大切な人のためにお料理する野菜をゆっくりと見て回る時間は格別です。(ニーマルヨガ認定講師/岩崎香奈)


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岩崎香奈
岩崎 香菜(いわさき かな) ニーマルヨガ認定講師 オーストラリア・バイロンベイ在住。ニーマルヨガ認定講師、全米ヨガアライアンスRYT500取得、バイロンアーユルヴェーダカレッジ在籍。ネパール出身のアーユルヴェーダドクターでもあるヨガ講師、ニーマル・ラージ・ギャワリ氏のヨガとアーユルヴェーダの教えを生活に取り入れたところ、持病のアトピー性皮膚炎の完治や、日々エネルギーにあふれる生活を送れるようになったことでヨガの魅力に気付く。 マーケティングエージェンシーとして働きつつヨガとアーユルヴェーダを学ぶ中、日々の忙しさや困難な出来事も、毎日の瞑想やヨガの練習、マインドの使い方により難なくこなせるようになったことを実感。そんな課題を達成した頃、「学びたいことができたら海外で」という夢を叶えるため、大好きな地オーストラリアのバイロンベイでアーユルヴェーダカレッジに通うことを決める。海に面しナチュラル志向が強く大好きなバイロンベイで、絶賛アーユルヴェーダライフを送っている。ヨガやアーユルヴェーダに関する執筆や、翻訳の仕事もこなす。